セントポルタ中央町の激シブ喫茶店「カフェ・ド・BGM」

階段を上がり商店街の2階へ

駅前でも特に人通りの多いセントポルタ中央町ですが、お店が2階にあるのでちょっと穴場的な存在の喫茶店「カフェ・ド・BGM」。

もうね、この入り口にビビッとくるわけですよ。まず「カフェレスト」。なんだか当然のように使ってる言葉ですが、よく考えると何ですか「カフェレスト」って? カフェ&レストランってこと? 調べてもよく分からないんですよね。たいてい古いお店に使われてるような気がするんですが・・・ やっぱり「カフェ」と「レストラン」を省略してるのかな? 「冷コー」みたいだよね。

それと入り口上部、ロゴの部分の造形。これは何? 角? なんだかよく分かりませんがネーミングやデザインなど現代の感覚からするとおよそ取り入れることはないであろう、でも妙に胸に刺さるものがあるんですよね。

このショーケースに入った食品サンプルにまた期待値が上がります。「ユーコーヒーウエシマ」って何だろう? と思って調べてみたんですが「サッポロウエシマコーヒー」のブランドみたいですね。

サッポロウエシマコーヒーは1958年に上島本店札幌支店として創業しました。
また2008年には親会社が三菱商事株式会社からUCCホールディングス株式会社となり、「ユーシーシーフーヅサプライ株式会社」と合併し、現サッポロウエシマコーヒー株式会社となりました。

サッポロウエシマコーヒー株式会社 公式HP 「沿革」より引用

1983年(昭和58年)6月「ユーコーヒーウエシマ」の商標を登録

サッポロウエシマコーヒー株式会社 公式HP 「沿革」より引用

サンドイッチ、オムライス、ハンバーグなどいかにも喫茶店らしいメニューですねー。とり天があるのはさすが大分といったところ。

この日は昼前に来たのでモーニングをやってる時間帯、というかたぶんこの時間帯はモーニングだけかな?

この階段を上がっていく瞬間がワクワクする。

期待通り、圧巻の店内!

階段を上がって右手が入り口。店中へ入ると期待通りの風景! 2階なのでもう少しこぢんまりとした感じなのかと思いましたが意外に広く、けっこうな数のテーブル席があります。

このイスとテーブルの雰囲気、最高ですね。特にイスがシブ過ぎる。全ての席が同じものに統一されてるのがまた凄い。

それによく見ると床デザインは2階へ上がる階段と同じなんですよね。そこまでこだわっているとは・・・

また、店内にはアンティークっぽい時計や置物などがたくさん見られますよ。

これ時計ですかね?

絵画も店内を取り囲むように飾られています。

おいてあるもの1つ1つが興味深いものばかり。

天井のデザインとかシャンデリアとか

いや~、素晴らしい。

「カフェレスト」ということで食事が充実

この日はサンドイッチとコーヒーの「Cモーニング」をいただきました。

  • Cモーニング(サンドイッチとコーヒー)(600円)

タマゴ、レタス、キュウリ、トマトのミックスサンド。食べやすく三角にカットされたいかにも喫茶店らしいサンドイッチ。

コーヒーは苦味のある香ばしい風味でこれまた喫茶店ならでは。県内でも近年いくつかオープンしている自家焙煎カフェのコーヒーももちろん美味しいのですが、こういった喫茶店の昔ながらのコーヒーの味もときどき飲みたくなるんですよねー。

こちらは別の日に訪れたときの様子。このときは昼過ぎだったので食事系のメニューがありました。しかしドリンクメニューも食事メニューもかなり充実していますね。さすが「カフェレスト」と名乗るだけある、ということかな。

というわけで「とり天定食」と「クリームソーダ」といただきました。ご飯がお皿に入って出てくるところが期待を裏切りませんねー。

  • とり天定食(980円)
  • クリームソーダ(700円)

マグカップにお店のロゴが入っていましたがお皿にも入ってましたよ。

こんがりキツネ色に揚がったとり天。

タレにつけていただきます。こちらではタレにからしが付いていますね。いやいや、喫茶店とは言え侮れない美味しさですよ。

食後にクリームソーダでごちそうさまです。

いやー、それにしても大分にもこんな魅力のある喫茶店が残っていたとは。都会の喫茶店はビルのテナントで入っているケースが多いので古いお店がまだたくさん(それでも減ってますが)残っているんですが、それに比べると地方って意外と古い喫茶店はあまり残ってないんですよね。この素晴らしい空間がまだまだ生き続けていくことを祈るばかりです。

店舗情報

住所 大分市中央町1丁目1-13森村ビル2F
営業時間 7:00~21:00頃
休日
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