元は支店だったお店
コンパルホール近くにあるラーメン専門店「清陽軒本店」。昭和35年(1960年)創業ということなので60年を超える歴史を持つ老舗なのです。
元は久留米の「清陽軒」から暖簾分けした「清陽軒大分支店」だったそうですが今では「清陽軒本店」を名乗っています。
「清陽軒本店」と書かれた暖簾もこの年季の入りようなのでかなり前に支店から本店に変えたのかな?
お店に入ると左側にキッチンがあって5席ほどのS字型のカウンター席があります。右側にはテーブル席が4卓ほど。
いかにも昔ながらのラーメン屋さんという感じ。都会ではこういった雰囲気のお店がまだある程度残っていますが、大型店が多い地方ではもう希少な存在なのではないでしょうか。
メニューは「ラーメン」「チャーシューメン」「みそラーメン」「チャンポン」といった麺類の他「野菜炒め」「やきめし」「チキンライス」「ハヤシライス」なども。ラーメン店でも「カレー」はまあよく見かけますが「チキンライス」や「ハヤシライス」ってちょっと珍しいですね。
こちらにもメニューが。夏には「冷めん」もやってるみたいですね。
ちょっと気付きにくいのですがこちらにレンゲや取り皿が置いてあります。
あっさり味の豚骨ラーメン
注文したのは「ラーメン」と「やきめし ハーフ」。「ラーメン」のトッピングはチャーシューに玉子、海苔、ネギとシンプルな感じがいいですね。
- ラーメン(580円)
- やきめし ハーフ(380円)
卓上には青唐辛子をすりつぶした「青こしょう」が置いてあるのでお好みで。
「やきめし」も実に素朴な印象。福神漬けが添えてあるのが面白い。
久留米の「清陽軒」がルーツということで開店当初は濃厚な豚骨ラーメンだったらしいのですが、大分のお客さんの好みに合わせてあっさり味に改良したそうです。
スープを飲んでみると確かに豚骨ラーメンだけど福岡のラーメンほどこってりしてないんですよね。ただし若干塩加減が強めかな?
麺はそれほどコシは強くなくて若干柔らかめでしょうか。でも昔ながらのラーメンってこんな感じですよね。
こちらは別の日に食べた「チャーシューメン」と「ギョーザ」。
- チャーシューメン(850円)
- ギョーザ(580円)
この手作り感のある「ギョーザ」がなんだかほのぼのとしていいですね。
大分でも今風の新しいラーメン店が増えている中、60年もの間長く続いているのは地元のお客さんの支持があるという証拠ではないでしょうか。
店舗情報
住所 | 大分市大手町1丁目1-6 |
営業時間 | 10:30~14:00、17:00~21:30 |
休日 | 火 |