存続の為建物を90°回転
別府駅近くにある古民家カフェ「茶房 信濃屋」に行ってきました。この立派な木造2階建ての建物、戦前に大豊炭坑(福岡県田川市)のオーナーの別荘として建てられたんだそうです。
この建物、ご覧のように玄関が駐車場側を向いているのですがもともとは車道側を向いていたのです。実は数年前、県道645号亀川別府線の拡幅工事の影響で建物を解体(または一部解体)、或いは移築を迫られることになったんだと。しかし隣接する西側の土地を購入、さらに曳家という手法を使って建物自体を90度回転させることで解体、移築を回避したんだそうです。
そんな苦境を乗り越えた「茶房 信濃屋」の店内は鹿鳴館をイメージしたという昭和の雰囲気を残したレトロな空間。
格子戸や床の間なども残されていてしっかり和の空間なのですが、ここにテーブル席を持ってくるところが個人的に好き。特に卓上のシャンデリアがいい味を出してますね~。
メニューもなかなか面白い。「茶そば」「そばサラダ」といった和風のメニューもあり。特に「だんご汁」「やせうま」など大分らしい料理は観光客が好みそうですね。
スイーツ、ドリンクメニューもバリエーション豊富です。
かき氷もあるみたいですねー。こちらは夏季限定なのかな?
トーストに黒蜜とたっぷりのきな粉
この日は朝食を食べるつもりで立ち寄ったのでトーストメニューの中から「黒蜜きな粉トースト」を。コーヒーは「信濃屋ブレンド」をいただきました。
- 黒蜜きな粉トースト(650円)
- 信濃屋ブレンド(800円)
ほぼスイーツのような甘い系のトーストを注文したのでドリンクはブラックコーヒーにしました。
ちょっと珍しかったので選んでみた「黒蜜きな粉トースト」。予想以上にきな粉がたっぷりとトッピングされています。
いや、これはウマい。なんか、ありそうでなかったメニューですよね。なぜだろう? シナモントーストとかぶるからかな? こちらはまたちょっと違った美味しさがありますね~。
今回は注文しませんでしたが「だんご汁」や「やせうま」もいつか食べてみたいですね。特に「やせうま」はいろんなバリエーションがあって面白そうです。また、何より建物自体が素晴らしいのでその意味でも一見の価値ありのお店ですよ。
店舗情報
住所 | 別府市西野口町6-32 |
営業時間 | 9:00~17:30 |
休日 | 木 |