9代続く日田の老舗「布善本舗」のそば饅頭

2022年10月27日 2022年10月23日

創業200年超の老舗中の老舗

日田の老舗和菓子店「布善本舗」に行ってきました。向こうに見える川は鵜飼いで有名な三隈川。この辺りは旅館やホテルが多く立ち並ぶ温泉街として知られ、また「布善本舗」以外にも「大黒屋菓子舗」「中村家菓舗」「松浦松翁堂」など日田では人気ある和菓子屋さんが見られます。

「布善本舗」の創業はなんと江戸時代まで遡る寛政3年（1791年）。以前紹介した「旭饅頭」が慶応元年（1865年）創業ということでかなり驚いたのですが、それをさらに上回る歴史のあるお店なのです。

創業200年以上という老舗ということでちょっとビビッてしまいそうですが、お店は小ぢんまりとしてとても庶民的な雰囲気。

こちらが元祖そば饅頭と謳っている「布善本舗」の看板商品の「そば饅頭」。5代目の店主が考案したもので今でも当時からの製法で作っているんだそうです。

この季節ならではの栗あん入りのそば饅頭もありました。春には「さくらそば饅頭」が登場するようです。季節に合わせてそば饅頭をアレンジするなど新しい要素も取り入れてるんですね～。

日田羊羹もありましたよ。日田と言えばどちらかというと日田羊羹をイメージする人が多いのでは？

柚子羊羹もあり。津江産の無農薬柚子を使っているんだそうです。

こちらは緑茶の羊羹。これも美味しそうですね～。

他にもカステラ饅頭などもありました。

ということで「布善本舗」の代表銘菓「そば饅頭」の10個入りを購入。

お店の近くを流れる三隈川は三大鵜飼の1つとして有名ということで包みにも鵜飼いのイラストが。この鵜の何とも言えない表情がジワジワきます。日田のそば饅頭の包みのデザインでは断トツで「布善本舗」が好きですね。

生地はややグレーがかった色合い。包みを取るとほのかにそば粉のよい香りが漂ってきます。

生地には山芋が多めに入っているということですが、そのせいか比較的ふっくらとした印象。食べると口の中に広がるそば粉の風味や滑らかな口当たりのこし餡は、これぞ「そば饅頭」といった美味しさです。

歴史の古さといい、美味しい「そば饅頭」といい日田を訪れたらぜひとも行ってみたいお店ですね～。

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