昭和28年（1953年）創業の和菓子店
日田駅前に店舗を構える和菓子店「宮崎製菓」。日田で観光客に人気のある場所は駅北側の豆田町、三隈川周辺の温泉街など、何れも駅からは若干離れたエリアです。
駅前はどちらかというと観光客よりも地元住民向けのお店が多いやや控えめな繁華街といった印象ですね。「宮崎製菓」もその中にあるお店の1つで町の和菓子屋さんといった感じ。
こちらのお店は創業が昭和28年（1953年）という老舗の和菓子店とのこと。日田には江戸時代から続く桁違いに古いお店が数軒あるのでそれらに比べるとどうしてもインパクトが薄れるのですが、それでも60年以上続いているというのはかなりのものですよね。
自分にしてみると江戸時代と言われてもいまいちピンときませんが、昭和からのお店というと寧ろ懐かしさを覚えます。
こちらは「宮崎製菓」の人気商品「梅の実」。黄味を入れた上白で梅を丸ごと包んだお饅頭です。
日田と言えばそば饅頭ですが残念ながらこのときは品切れでした。
他にも最中やくるみ饅頭などいろんな和菓子があります。
マドレーヌなど洋菓子も作っているのはちょっと驚き。
こういったおはぎや赤飯なんかを売っているのがいかにも町の和菓子屋さんという雰囲気でいいんですよね。
「塩饅頭」「しそ饅頭」「黒糖饅頭」などバラエティ豊富なお饅頭。こちらもお土産用というよりは地元の人が自宅で食べる為に購入するといった感じでしょうか。どれも美味しそうですね～。
5種類のお饅頭を購入
というわけでお饅頭をいろいろと購入してみました。選んだのはこちらの5種類。
- しそ饅頭（80円）
- やぶれ饅頭（80円）
- うぐいす饅頭（80円）
- 黒糖饅頭（80円）
- 塩饅頭（80円）
やや黄色がかった色が特徴の「しそ饅頭」。中には紫蘇入りの白餡が入っています。食べるとほんのりと紫蘇のよい香りが漂うのが印象的。あまり食べる機会のないお饅頭ですがこれはかなり美味しいですね～。
これはもうお馴染みの「やぶれ饅頭」。もちっとした皮とほくほくとした粒餡のハーモニーが絶妙です。
名前の通りうぐいす餡が入った「うぐいす饅頭」。皮にはよもぎが練り込まれています。うぐいす餡とよもぎという組み合わせがちょっと新鮮。
艶々としたきれいな表面が特徴的な「黒糖饅頭」。「黒糖饅頭」といえばやっぱりこし餡ですよねー。口当たりのなめらかなあんこが絶品です。
最後は「塩饅頭」。なんといってもほろほろと崩れる塩餡が特徴的（こぼれないように注意）。甘さはほとんどないしょっぱいあんこなのですがこれが旨い。一度食べると病みつきになりそうな味なんですよ。
こういった地元密着型の和菓子店で素朴なお菓子を買って食べるのも楽しいんですよね～。もちろんお土産向きの商品の数々もおすすめですよ。
店舗情報
| 住所 | 日田市元町16-1 |
| 営業時間 | 8:00～18:00 |
| 休日 | 月 |
