田園に囲まれた佐伯の自家焙煎カフェ「coffee 5」

2022年5月5日 2022年5月9日

1 スタイリッシュと田んぼというコントラスト
2 ブランエノワール（琥珀の女王）
3 店舗情報

スタイリッシュと田んぼというコントラスト

今回の目的地である自家焙煎カフェ「coffee 5」へのアクセスですが、佐伯市街から行く場合は佐伯大橋を渡って佐伯蒲江線（県道37号）を堅田方面へ。

橋を渡って500mほど行くとローソンがあり、次の路地を左へ入ります（下の写真の左に見える路地に入っていきます）。

路地の先に見えるこちらの白い建物が「coffee 5」です。

バス（佐伯コミュニティバス）を利用する場合は「佐伯駅」から「青山経由蒲江線」のバスに乗り最寄り駅の「匠南団地入口」まで12分ほど。そこからお店までは歩いて5分弱といったところでしょうか。ただし本数が少ないので事前に確認しておきましょう。

それにしても周辺に特に観光スポットがあるわけでもなく、市街地からも離れた周りを田んぼに囲まれた場所にポツンとスタイリッシュな一軒家のカフェがあるというのは俄かには信じられない光景ですよ。

そして中へ入るとですね、もうさっきまで周囲が田んぼだったというのを忘れてしまいそうな空間が広がってるんですよ。どう見ても都会にあるカフェの風景。店内に入るまでは夢だったんじゃないかと錯覚しそう。

しかし窓からの景色を見ると確かにそこには田園の景色が。このコントラストは見事という他ないですね。

いや～、ほんとにこの美しい光景はたまりません。お店を訪れる季節によってまた違った表情を見せてくれるのではないでしょうか。

過度な装飾を控えた真っ白な内装に統一感のあるイスやテーブルがピリッと心地よい緊張感を作り出します。

カウンター席では立派な一枚板のテーブルが目を引きます。ちなみに、どう見ても居抜きのようには見えなかったので聞いてみたら、建てたんだとか。凄いね。

「やけに花卉がたくさんあるな」と思ってたのですが、ちょうどこのとき「100個の花びん展」というイベントをやっていたようです。

ブランエノワール（琥珀の女王）

こちらがメニュー。ドリップコーヒーはブレンドの他、数種のシングルオリジンから選ぶことができます。使用するのはもちろん自家焙煎の豆であり「coffee 5」ではネルドリップで淹れてくれます。

その他「カフェオレ」や「ウィンナーコーヒー」といったアレンジコーヒーもあり。コーヒー以外では「紅茶」「リンゴジュース」なども。また自家製のケーキやコーヒーゼリーなどフードメニューもあります。

こちらは「特別な珈琲」ということで値段はやや高め。

お店オリジナルのグラス。ちなみに「コーヒーゴ」と読むそうです。「ファイブ」じゃないんですね。

実は今回は3回目の訪問。前回、前々回はドリップコーヒーをいただいたので、この日は「カフェオレ（ホット）」を注文してみました。それとスイーツから「ガトーショコラ」も。

カフェオレ（ホット）（620円）
ガトーショコラ（500円）

この日は雨でちょっと肌寒かったので温かい「カフェオレ」でほっと一息。コーヒーのよい香りがミルクのまろやかさに包まれて体に染み渡ります。

自家製の「ガトーショコラ」。ほどよい甘さの中にちょっとほろ苦さがあってとっても美味しい。カフェオレとの相性もいいですね～。

さて、その後もう一品「ブランエノワール（琥珀の女王）」を注文。グラスに注いだ冷たく甘いコーヒーの上からエバミルクを注ぐと比重で上部に浮くという白と黒のコントラストが美しいドリンクです。

佐伯に「カフェ・ド・ランブル」という老舗喫茶店があるのですが、そのお店にも同じ名前のメニューがあるのです。実は「coffee 5」のオーナーはその「カフェ・ド・ランブル」と以前から関わりがあるんだとか。

「カフェ・ド・ランブル」という名前でピンときた人もいますよね。そう、かの有名な東京、銀座の名店「カフェ・ド・ランブル」。佐伯の「カフェ・ド・ランブル」のオーナーは昔、銀座のお店でコーヒーを学んだのだそうです。この「ブランエノワール（琥珀の女王）」もその銀座のお店が生み出したメニュー。

東京から遥か遠くはなれた佐伯という街で「カフェ・ド・ランブル」のメニューがこうして引き継がれているというのはなんとも不思議な感覚です。