ミシュランガイドにも掲載された「一休の泪」の「別府冷麺」

ルーツは祖父母が経営していた製麺所

「別府冷麺」のルーツは戦後旧満州から引き揚げてきた人にから伝わったと言われています。今回訪れた「一休の泪」も旧満州から製麺機を持ち帰ったオーナーの祖父が営んでいた製麺所がルーツとのこと。まさに「別府冷麺」の歴史をなぞっているかのようなお店ですね~。

店頭に写真のメニューが置いてあるのですが、入り口で注文してから入店するというちょっと変わったシステム。

メニューの横に順番待ち表もありますがこのときはまだ満席ではなかったのですぐに入店できました。ただしその後すぐに順番待ちができていたみたいです。実は「ミシュランガイド 熊本・大分 2018特別版 大分県(別府エリア)」にも掲載されたということでかなりの人気店のようです。

店内はテーブル席が6卓ほど、奥に小さなカウンター席もあります。

今回はこちらのカウンター席でいただきました。

コシのある自家製麺が絶品

注文したのは別府冷麺ととり天がセットになった「別府冷麺とり天つき」。冷麺は透明感のあるスープに牛肉、キムチ、玉子、刻みネギがトッピングされた見た目にも鮮やかな一品。

  • 別府冷麺とり天つき(並盛とり天つき)(1,150円)

まずはセットになっているとり天からいただきましょう。

右がとり天のタレ、左は冷麺用の「かぼすこしょう」です。

タレにつけていただきます。

テキスト

テキスト

テキスト

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大きさはやや小ぶり。薄い衣のサックリとした歯触りと柔らかくジューシーなお肉の組み合わせが秀逸。これぞとり天といった感じです。

さて、メインの冷麺ですが「おいしいお召し上がり方」を確認しておきましょう。最初はそのまま食べてさらに「かぼすこしょう」「とり天」と合わせて食べると。

まずはスープを一口。カツオや昆布などを使った和風の牛骨スープとのことですが、これがすっきりとした旨味でほんとに美味しい。ひんやりとして暑い日には最適のスープですね~。

そして何と言っても重要なのが麺。まるでうどんのような太麺が別府冷麺の特徴なんですよね。見た目はもうやや細めのうどんといってもよさそう。しかし食感はうどんとは全く別物で、もっちりとした弾力のあるコシとつるっとしたのど越しの良さが印象的です。

牛肉やキムチといっしょに食べるとまた一層美味しさが増しますね~。

ほどよいところで自家製の「かぼすこしょう」を入れてみます。別府冷麺に大分の特産品である「かぼす」をアレンジするという試み。

じゅうぶんに馴染ませたところでスープを飲んでみるとあっさり味にカボスの爽やかさがプラス。ややピリッとくるので当初のまろやかな味の方を好むのであれば量をちょっと控えた方がよいかも。

評判通りの美味しい別府冷麵をいただきました。見た目以上にボリュームもあってお腹いっぱいです。ごちそうさまでした。

店舗情報

住所 別府市石垣西10-5-7 ウエスティンやまなみビル1F
営業時間 11:00~19:00
休日
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