フランソアの元祖メロンパン「まるあじ」

フランソアのロゴがない?

スーパーで「まるあじ」というパンを見つけました。「まるあじ」って何だよ? どうみてもメロンパンに見えるけど・・・ と思ったら「元祖メロンパン」と書かれてます。メロンパンの元祖を名乗るとは大胆な、と興味を引かれる。

製造しているのは「フランソア」らしい。福岡を拠点にしている製パン会社「フランソア」の商品は県内でもよく見かけるのですがパッケージに必ずあるはずのロゴが見当たりません。デザインもレトロな感じだし何か特別な商品なんだろうか・・・

というわけで気になって1つ購入。パッケージの裏側にはこのようにかかれています。

本製品は、久留米キムラヤの製法・デザイン等を受け継ぎ、(株)フランソアが製造しております。

久留米キムラヤ」とはかつて福岡県の久留米市に本社を置いてパン製造・販売を行っていた企業とのこと。大正15年創業の老舗で久留米市、佐賀県鳥栖市に「キムラヤ」の屋号で十数店舗の直営店を展開していましたが2017年に全店舗を閉鎖して事業を終了したそうです。

その後「フランソア」に事業を譲渡して本社の工場は「フランソア」の久留米工場として稼働。そして一部の商品については現在も継続して製造しているということらしい。

なるほどねー、その一部の商品の1つが「まるあじ」というわけですか、納得。

元祖メロンパンの味は?

パッケージに「SINCE 1935」と書かれてるので1935年(昭和10年)から販売されてるということでしょうか。見た目はまさにメロンパンですが表面はつるっとしていてボロボロ崩れるようなクッキー生地という印象ではないですね。

しかし食べると中はフワッとした食感で表面には別の生地をかぶせているように見えます。甘さはわりと控えめですが味は確かにメロンパンを思わせます。

メロンパンの元祖は諸説あるようですが、昭和10年から存在していたこのパンが無くなるのは確かに惜しい。「フランソア」が引き継いでくれたのは幸いだったのではないでしょうか。

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